ほくろとガンの関係

ほくろは、メラニン色素が細胞に集まったために黒く見えるようになったものです。

 

ほくろは、もともとはガンではなく良性腫瘍です。
しかし、ほくろだと思っていたら実はガンだった、ということもありえます。

これにはさまざまな説があり、ほくろがガンに変わることがあるという意見や、ほくろのように見えていたけど、できたときからガン細胞だった、という意見もあります。

 

ほくろがガンかもしれないと考えられるのは、足の裏や手のひらにできているものです。

 

また、そのほくろの周辺の肌との境目がはっきりしていない場合もガンの可能性があります。

 

その他の特徴としては、急に大きくなる、という点があります。

以前は何もなかったところにほくろができ始め、半年もたたないうちに直径が6ミリを超えるようになることがあります。

 

また、以前からあるほくろが急激に成長する場合もあります。
このような場合は、ガンを疑うべきです。また、色は黒または茶色です。

 

気になったら早めの受診を

 

ほくろのガンは、通常メラノーマと呼ばれています。

 

これができたからといって、絶対に命を落とすというわけではありません。

他のガンと同様、早期発見によって完治することができるガンです。

メラノーマの特徴として、形が左右対称ではないという点が挙げられます。

普通のほくろは円形で左右が対称になっていることがほとんどです。

メラノーマは、色の濃さが箇所によって異なります。

普通のほくろであれば、色は一様で濃淡の差はほとんどありません。

見ただけでははっきりわからないこともありますが、出血や膿みがあるのもメラノーマの特徴です。

 

メラノーマの全身への転移はとても速いので、早めに治療を始める必要があります。
普通のほくろと違うな、と思ったらすぐに医師に相談しましょう。